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自社運営
The Imagination Market
テストマーケティング:NIFTY SERVE(当時。現:@nifty)での通信販売
1994〜1998
insightVT M-022
insightVT M-102
insightVT M-212
insightVT M-322
insightVT M-412
今でこそ「インターネット通販」は当たり前のことだが、
1994年時点では「オンライン・ショッピング」と言う概念すら一般には殆ど知られていなかった。
そんな時にNIFTY SERVE(当時)上での通信販売を実験的に実施してみた。
結論から言えば、パソコン通信ではテキスト(文字)が主体となるため、
消費者に充分な商品情報を伝えることが出来ないと言う問題から時期尚早であったようだ。
しかし話題性があったことも確かで、色々な雑誌からの取材を受けたりもした。
仮想現実的店舗の名称は「The Imagination Market」とした。種別的には雑貨である。
商品的には実験でもあるので得意先の関係などから実に色々なものを扱ってみたが、
今でも隠れたブームである管球式アンプが一番特徴的であった。
5年間の実験の収支はとんとんと言ったところ。本気で儲けるのであれば、
バーチャルであっても実際の店舗と同じだけの手間がかかることを知るべきである。
eコマースで総てが解決するなんて事は絶対にない。
要点としては………
毎日のようにフェイシングを替える
つまり百貨店のウインドウディスプレイと同じく、こまめにページを更新すること
新商品を随時導入し品揃えの鮮度を保つ
インターネット以外の媒体での露出度を高める
E-Mailなどを活用した情報発信
クレームなどへの即時対応
要するに普通のお店と全く同じである。よって専任担当者を置かない限り、フォローはできないし
売上増も見込めない。